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【新年のご挨拶】

2018.01.04

【新年のご挨拶】

あけましておめでとうございます。
皆さまにおかれましてはつつがなく新しい年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

今代司酒造では、本日より仕事始めとさせていただいております。
とは申しましても、酒造り真っ只中のこの季節、麹の手入れや醪の管理などは休みなく行われておりました。

今代司酒造は昨年、創業から数えて250周年を迎えさせていただきました。柳の下に多くの芸妓が行き交い、日本三大花街のひとつと呼ばれた湊町・新潟。その新潟の地で商いを始めた『今代司』は現在、自然の恵みと人の関わりに感謝しながら、全量純米蔵として酒の旨味とキレの良さを両立させ、食を引き立て、人に寄り添える酒造りに努めています。

『今代司』という名前は元来「今の時代を司る」という意味ですが、現在私たちは「今の時代に合った酒の楽しみ方を創造する」という解釈をしています。酒造りのような伝統産業となると「敷居が高い」「小難しい」というような印象を与えがちですが、私たちは皆さまによりいっそう地酒に親しんでいただくために、古くからの伝統を大切にすると同時に新しいコンセプトやデザインにもこだわり、今の時代に合った地酒の魅力や楽しみ方を表現しております。

節目の年を終え、また新たな歴史を紡ぐべく、今年もいっそう『今代司』という名の意味を噛み締めながら、皆さまに酒の世界を通じてワクワクをご提供し、さらには応援していただける酒蔵でありたいと思っております。

酒蔵にできることはもっとある。
私たちはこれからも皆さまとむすばれながら挑戦を続けてまいりたいと思いますので、今後とも今代司酒造をどうぞよろしくお願いいたします。

最後に、本年も皆様にとって健やかな年になる事を祈念致しまして新年のご挨拶とさせていただきます。
本年も何卒宜しくお願い申し上げます。

平成三十年　正月
今代司酒造株式会社
代表取締役社長　田中洋介